防振手袋(オーダーメイド)

2017/09/13 公開

防振手袋以外での振動工具用対策

振動障害発症を防ぐために、振動工具を使用して作業を行う場合は作業時間など様々な管理が必要となります。振動障害対策の一部として防振手袋を使用されている現場がほとんどだと思います。

しかし、その作業工程においては防振手袋の装着により作業効率が極端に落ちてしまうという相談を受けることが多くあります。

そのような場合は、振動工具自体に装着できる防振グリップをおすすめしています。上の画像のように、1枚の長い防振グリップを装着すれば、1枚のグリップを両手で握りながら作業ができ、2枚の短い防振グリップを使えば、自転車のハンドルのように両手それぞれの位置にグリップを装着して作業することが可能です。

しかし、エアーを使ったグラインダーやサンダーなどの振動工具はこんなに簡単な構造でないことが多く、カミキ定番の防振グリップが使用できないこともあるようです。そのような場合は、お使いの工具に合わせて特殊な防振グリップも製作できますのでご安心下さい。

今回はご要望に合わせて、革ではなく帆布で製作しました。まずは振動工具を数日間お借りしての型作りから始めました。振動が伝わる位置には防振手袋で使用している防振剤を内部に入れ、なるべくパーツ毎に分解できる構造にすることにより、次回交換時には全てを交換するのではなく、部分的に取り換えられるように工夫しています。オリジナル保護具を作り上げる際には、ユーザー様と協力し、試作とテスト使用を繰り返してより良い保護具の完成を目指します。

 

 

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