防振手袋

国内初のISO10819認定 防振手袋

T-1「作業性に優れた防振手袋」

仕様 手の甲:牛表革(黄) / 手の平:牛表革(黒) / 袖:牛表革(黄)
サイズ:A185mm、B80mm、C130mm

振動撃退効果で作業性抜群

工事現場で使う切削機や林業で用いられるチェーンソーなどの長時間使用が原因で発症する振動障害。弊社では、研究を重ね特殊ゴムスポンジに独自の溶剤を塗布することで衝撃吸収を大幅に向上させた上、耐久性も大幅に伸びました。保温に優れた牛革製をはじめ、温暖地向けの帆布製、火の粉を防ぐ溶接用の床革製、そして水や油に強いゴム製で作業内容に応じて作られています。手袋メーカーでは初めて日本工業規格(JIS)適合製品に認定され、手の平への機械振動伝達率に関する国際規格「ISO10819」にも適合いたしました。

対象工具 : グラインダー・チッピングハンマー・チェンソー・刈払機・タイタンパー等の打撃・回転工具

■JIS規格 T-8114-1987 性能各基準値完全適合認定

(旧労働省産業医学総合研究所試験)

■ISO10819-1996 新JIS規格T-8114-2007 国内初 防振性能適合認定

(独立行政法人労働安全衛生総合研究所試験)

※防振手袋は若干の作業後の手の疲れの軽減があるものの、すぐには効果があらわれるものではありません。
それだけに性能試験データがより重要です。現在ISO準拠防振手袋性能測定装置をそなえているのは、独立行政法人労働安全衛生総合研究所のみです。従って上記機関での試験に合格しなければJIS規格防振性能適合品とはいえません。必ず製品の試験データ元をご確認下さい。

防振効果について

下記のデータによると弊社の防振手袋は80Hz(4800回転、又は打撃数)の時
① 18DB減衰しますので、60DB-18DB=42DB
② 3mm x (42DB/60DB) =2.1mm
右記のように毎秒3mm幅の振動が2.1mm幅の振動に減衰されます。
よって80Hzの場合、振動を30%減衰することができます。
※労働省産業医学総合研究所試験結果

作業性について

関節部をはずして防振材を装着しているので、手へのフィット感がよく、受振動をその箇所で 吸収し、振動の縦横への流れ(通振動)を完全にシャットアウトします。このため 一般作業手袋に比べ手の疲れを軽減します。また、弊社独自の接着縫製(特許)によって縫目による手の痛みも感じません。

振動作業の健康影響

振動障害とは、「振動を手、腕に伝える手持ち動力工具、機械などを使用することによって生じる障害を言い、レイノー現象を主徴とする末梢循環障害、末梢神経障害および骨・関節の障害などを主体としています。」

1. 末梢循環障害

工具の振動が手、腕の血管、神経に作用して手指の血液循環が悪くなることで、白ろう病といわれるように手指の血流量が少なくなり、外見上白くなる症状である。他に手指の冷感、皮膚温の低下、爪を圧迫し圧迫解除後に爪の色の回復時間が遅れる症状がみられる。全身が寒さにばく露され冷感を覚えたときに手指が白くなる症状が現れる。

2. 末梢神経障害

手指の神経が振動刺激を受けて、手指のしびれなどの感覚異常や筋脱力や萎縮が見られる。その他振動感覚、痛覚、温冷感、触覚などの知覚の鈍さが見られる。症状は初め指先に起こり、その後手全体に広がり多発性神経炎となり手全体に知覚の鈍さが見られる。

3. 骨・関節系の障害・疲労感

骨、関節の異常は指、手、肘、肩関節に変形が見られる。特に肘関節に障害が多く、この部位は振動が肩、頭などに伝わるクッションの役目をし、振動による関節症が起こりやすい。このため肘の痛みや肘が動きにくくなる。また関節症のため神経麻痺を起こし、筋肉の萎縮が見られる。

防振の主な製品ラインナップ

カミキの作る保護具は全て自由にカスタムや特注生産が可能です。作業現場や業種ごとに合わせた保護具に改良させていただきます。

T-2「火の粉に強い牛床革製」

仕様 手の甲:牛床革(茶) / 手の平:牛床革(茶)
袖:牛床革(茶)
サイズ:A185mm、B100mm、C140mm

TC-1「帆布が熱を逃がす温暖地向け」

仕様 手の甲:帆布 / 手の平:牛表革(黄)
袖:帆布
サイズ:A185mm、B85mm、C140mm

ST-1「水や油に強く、滑り止め付き」

仕様 手の甲:ニトリルラテックス
手の平:ニトリルラテックス
サイズ:全長 300mm

防振グリップ「機材に巻くグリップタイプ」

仕様 表面:牛表革(黒) : (長・短)
裏面:滑り止め付ポリエステル繊維
サイズ:長205×150mm 短:110×150mm

TP-1(右・左)「防振パット」

仕様 表面:牛表革(黒)
防振材:指先部分をなくし作業効率を上げているため、防振材の仕様は他の防振手袋と異なります。

尻当カバー(右・左)「防振マット」

仕様 全体:牛床革
尻当部:牛表革
脚部の長さ:右用・左用で長さが異なります。

防振手袋T-1の改良例

様々な作業現場や業種に合わせて使いやすさを追求していきます。

大型工具取扱い用

2指タイプで大型工具の取扱いに特化しています。

さらに耐久性をアップ

防振性・耐久性をさらに高め、危険な作業をサポートします。

袖を延長し安全性アップ

袖を長くすることで、さらに安全性を高めました。

保温効果をアップ

冷所や冬の作業時に、保温性をアップさせ、手を守ります。

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